放送日 | 2024年4月7日(日) |
話者 | カルロスさん(@carlosnote_) ゆしさん(@yushi_writer) |
司会進行 | たくまさん(@takumawriter) |
議題 | カルゆしの失敗談 |
- Xで自分の全てをさらけ出す必要はない
- うまくいかないときは「なぜ自分はライターをやっているのか」を思い返す
- 絶対に叶えたい夢があるならば、逆算して行動する
- カルロスが成果を出せたのは、サイト制作やブログで失敗を繰り返すうちに知見が溜まっていったから
- 成果が出ず迷ったら、自分が生きてきた中で最もつらい経験を思い出せ!

「成功者」のイメージがあるカルロスさんとゆしさんも、実はたくさんの失敗を乗り越えてきている。今回はおふたりにそのエピソードを聞いてみます。
ゆしの失敗談
(再生時間 0:45)
ゆし:前提として、実は僕はネガティブな人間。交流会やコミュニティの企画で個別に話すと「なんでそんなに頑張れるんですか?」「どうしてそんなに前向きなんですか?」と聞かれることが多々ある。でも、そのたびに「全くそんなことはないし、前向きでもない」と思っている。
では、なぜ僕は「前向きな人間」だと思われるのか。その理由は、Xではネガティブなことをつぶやかず、ポジティブな発信をしているから。
たとえば、僕は以下のような発信をしている。
- 「こういうことをやりました」という成功体験
- これからの展望
- 勉強している内容
僕は意図的にポジティブなポストを作っている。この話をしようと思ったきっかけは、Webライターのゆらりさんの投稿。
ゆらりさんの考えは、まさに僕の今の発信に通ずるものがある。僕もXで全てをさらけ出す必要はないと思うし、Xを通して良いことを報告したりアウトプットしたりするのもアリだと思う。



そのマインドに沿って投稿していたら、無敵の超ポジティブイメージがついてしまった(笑)
でも実際は無敵ではなく、僕も次のような経験をしている。
- クライアントに切られた
- テストライティングで落ちた
- 営業がうまくいかない
ゆし:ライターとして軌道に乗った今でも、応募しても応募しても採用されないことはたくさんあるし、クライアントからのフィードバックが赤だらけということもある。
―うまくいかないことがあってもゆしが頑張れる理由
(再生時間 6:00)
ゆし:「なんでそんなにゴリゴリ書けるんですか?」とよく聞かれるが、毎日ゴリゴリ書いているわけではない。僕も「本当に今日は書きたくない」と思うことも「もうライター辞めようかな」と考えることもある。クライアントから辛辣な言葉をもらったり、きつめのフィードバックがあったりと、落ち込むことも。
そんなときは「そもそも僕はなぜライターをやっているのか」を考え、原点に立ち返るようにしている。
- なぜ副業を始めたのか
- 副業でどこまでいきたいのか
- なぜ独立してライター業を本業にしようと思ったのか
ライターを始めた目的を振り返ると「やるしかない」という答えにたどり着く。「やるしかない」にマインドを持って行って、苦しくても前に進まなければ、と。



背水の陣的な?



自分を追い込むようなマインドでやっていた!
たくま:「夢を叶えるためには頑張るしかないぞ」と自分のお尻を叩いていたんですね。
ゆし:副業を始めた理由を思い返すと「やらない」という選択肢はなかった。なぜなら「やらない=夢や目標を放棄する」ということだから。
だから、どれだけきついことがあっても、今日はやりたくないと思っても進み続けるしかない。
―ゆしが「やるしかない」と思えるモチベーション
(再生時間 9:10)
ゆし:僕が「やるしかない」と思えるのは、夫婦で成し遂げたい夢があるから。それはお金がかかること。だから、僕がライターをやっている理由は「お金を稼ぎたい」という部分が大きい。
副業で副収入を得たいと思ったのもお金が必要だったから。会社員を辞めたのも、これ以上収入を上げるのは難しいと分かっていたから。だから、会社員以上の収入を得るためにはフリーランスになるしかない、と。



僕だけの夢ではなく、妻の夢でもあるから「絶対に叶えたい」という原動力になっている。



ゆしさんは夢を叶えるために逆算して行動しているんですね。
- 目標を決める
- そのためには何歳までに〇円稼がなければいけない
- 本業ではない収益性の高い医療特化ライターで頑張るしかない
- たくさん高単価案件をこなさなければならない


ゆし:逆算したときに「今やるしかない」と。



ゆしさんのような動機づけがあると、やはり強い。



絶対にやらないといけない状況なので、原動力になっていると思う!



自分ひとりの夢ではないのもポイントのような気がしますね。
ゆし:僕がこけたら夢を叶えられないので、絶対に失敗できない。そもそも薬機法はきつくてとても難しい領域。薬機法のライティングをやればやるほど分からないことが出てくるし、半泣きな毎日。それでも夢を叶えるためにはやるしかない。
たくま:ゆしさんが夢を叶えるために考えている今後の展望についても、カルロスさんの新作Kindle「医療ライターが教える二刀流の歩き方」に書かれているので、ぜひ読んでみてください。
カルロスの失敗談
(再生時間 13:40)
ゆし:副業でこれだけ活躍されて、Kindleも好評で、発信も堂々とされているので「カルロス=無敵」なイメージ。そんなカルロスさんが、どんな失敗をしてきたのか興味がある。
カルロス:前提として、僕は多動の傾向がある。たとえば、執筆のためのリサーチをしていても、以下のような作業を始めてしまうことも。
- 執筆内容とは関係ない、違うことを調べる
- 別の記事のリサーチを始める
- 別のKindleの市場調査をする
- キーワード選定をする
カルロス:もともとは執筆のためのリサーチをしていたはずなのに、やっていることがどんどん変わっていく。



マルチタスクということ?



まさにそのとおり、マルチタスク。
カルロス:気づいたらタブが100個開いていたり、ウィンドウを4個開いていたりすることも。
僕はもともとサイト制作から副業を始めたが、途中でブログに転向している。その理由は、サイト制作は1つのサイトを作り終えたら継続依頼はなく、常に営業をし続けなければならないから。
一方で、ブログは1度記事を書けば自動的に収益を生み出す「不労所得」のイメージがあった。
とはいえ、いざブログを始めてみるとそうではなかった。確かにブログは不労所得の性質はあるものの、月に数千円の収益を出すまでに長くかかる。やり方は合っていたとしても、コツコツ積み重ねなければ絶対に結果が出ない。
たとえば、僕が開設したブログのひとつに、仮想通貨ジャンルのものがある。当時は仮想通貨がホットで、口座開設をしてもらうだけで1万円もらえるような案件が多数あった。だが、僕は多動の傾向があるので、仮想通貨の記事を5本くらい書くと「ウォーターサーバーをテーマにしたブログを作れば稼げるのでは?」と、別の稼げるジャンルが思い浮かぶ。
しかも、サイト制作の知識があるので、ウォーターサーバーのためだけのドメインを取得してサイトを作ってみたり。それでまた5記事書いては辞めて、次は別のサイトを作って。もちろん、5記事だけのブログで稼げるわけがないのだが、この流れを20~30回繰り返していた。





それ、めちゃくちゃお金かかりますよね?



お金かかります。
副業のサイト制作で入ってくるお金をブログに回していました。
―ブログサイトを繰り返し作るも結果に結びつかなかった、当時のカルロスの心境
(再生時間 18:23)
ゆし:うまくいっていないときは「きついな…」と思うのか、むしろ「やってやるぞ!」と思うのか。
カルロス:僕もゆしさんと同様に確固たる目標がある。とはいえ、僕が副業を始めた理由はお金ではない。以前はかなり本格的にマラソンをやっていたが、コロナで大会が中止になった。そこで「もっと役に立つ時間の使い方をしたい」と思ったのがきっかけ。
カルロス:本業の収入があるので、ブログで稼げなかったとしても、生活に影響は一切ないから「稼がなきゃ」という気持ちはなかった。だから、ライターとして成功した今も、僕は独立思考はない。



では、ブログで結果が出なくても痛くもかゆくもなかった?



実際、痛くかゆくもなかった。
カルロス:ただ、今の僕が成果を出せているのは、うまくいかなかったサイト制作やブログをやっていく中で、スキルや知見が溜まっていったから。だから、おそらくサイト制作もブログも続けていれば成果は出ていたと思う。
それでもサイト制作やブログを続けなかった理由は、Webライターはこれまでの経験が1点で交わるうえに即金性が高かったから。しくじりの要因としては、ブログやサイト制作には「思い」がなかった、ということ。そんなに本気じゃなかった。



バイトに飽きたから別のバイトを探す大学生みたいなノリですね(笑)



カルロスさんのすごいところは、途中でくじけなかったこと!
ゆし:「頑張っていることの成果が出ない」って一番つらいので、普通の人だったらくじけるしメンタル的にもきついと思う。でも、そのマインドを踏まえたうえで考えると「今のカルロスさんは、そういう経験を乗り越えてできているんだ」とつながった。
―成果を出した今でもカルロスが怒られるエピソード
(再生時間 22:10)
カルロス:ちなみに、僕は成功した今でも怒られることがある。というのも、うまくいき始めるとリソースがどんどん足りなくなるから。自分が動けば稼げるお金は増えるが、睡眠時間や家族との時間を削らなければならない。



たとえば、家族で外出して妻が運転してくれている車でずっと寝ているとか。
これ、めちゃくちゃ怒られました(笑)
カルロス:睡眠時間を削って4時まで作業をすると当然、朝起きられない。朝起きられないと、家事育児のしわ寄せが全て妻にいく。それを繰り返しているうちに「次にやったら離婚」と…。
でも、お金が増えると家族が幸せになるための選択肢が増える。もともと「家族の生活や教育、旅行などの面で少しでも生活が良くなればいいな」と考えてWebライターを始めた。だけど、案件が入ったら結局リソースが足りなくて家族の時間が後回しになっている。それが僕の一番悪いところ。
たくま:家族との時間をないがしろにしてしまうのは、忙しいクライアントワーカーあるあるですね…。
カルロス:今回のKindle「医療ライターが教える二刀流の歩き方」は赤字だが、赤字になることを分かっていてできる人は少ない。僕もWebライターとしての案件がうまくいってなかったら、どれだけ面白い企画だったとしても実現できなかったと思う。
―カルロスは落ち込むことがある?
(再生時間 25:40)



カルロスさんはめちゃくちゃへこむとか、辞めたいとか思ったことないでしょ?(笑)



発信者の立場として落ち込むことはある。
カルロス:たとえば、専業でスクール運営などが大々的にやっているプレゼント企画を見たとき。「ここまでお金をかけたプレゼント企画をやられると勝てない、僕が発信している意味ってあるのかな…」と。
僕がやりたいと思っていたことを大きいスクールがやり始める、ということは日常的にある。そうなると「僕が発信するのではなく、企業単位でやっているところに任せたらいいのでは?」と思うことも。
それでも「副業でやっているからカルロスさんの言葉が入ってきます」とか、半年前のYouTubeに対して「この動画見て良かったです」といった感想をもらうので、それに奮い立たせてもらっている。
たくま:カルロスさんも迷いながら、周りの方に支えてもらいながら進んでいるということですね。



僕は中学・高校・大学と野球をやっていて、根本的に体育会系思考。
そもそも、高校・大学の野球部時代よりしんどいことはあまりないと思っている。



受験を死ぬほど頑張って、これ以上つらいことはないみたいな?
ゆし:僕も浪人生活が長かったので、その気持ちはよく分かる。毎日10時間以上の勉強を2年間マジでやっていたので、あの時は本当にきつかった。結果、志望校に受からず「人生終わった」と思ったが、毎日やり続ける継続力や、きついことをあきらめない苦労が、今すごく活きている。
「あの時を乗り越えられたのだから、今もできるはず」というマインドで踏ん張っている
たくま:リスナーさんも医療介護系の資格を持っている人が多いので、同じような経験をしている人もいるのではないか。当時を思い出して「もっと頑張れるぞ」と自分を奮い立たせている人が。
ゆし:人生のどこかで必死に頑張った経験があると、それがどこかで支えてくれるので強いですね。
リスナーからの質問
―みなさんの睡眠時間はどれくらい?
(再生時間 33:42)
ゆし:僕の場合は22時に寝て5時に起きる。
カルロス:僕は26時に寝られたら早いかな、という感覚。
たくま:カルロスさんの新作Kindle「医療ライターが教える二刀流の歩き方」で20人の医療ライターの睡眠時間を見られますが、意外とみなさんしっかり寝ている印象ですね。








配信中のクイズの答え
ゆしが第6回カルゆしスペースで「やるしかない」と発言した回数は…
9回でした!
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